本記事は過去に実施したキャンペーンの特別記事です。
内容は2022年取材時のものです。
比べて分かる、手延べの魅力! 浅口のイケ麺大集合
岡山県浅口市の特産品である手延べ麺の基本材料は、小麦、塩、水、の3つといたってシンプル。だからこそ、職人の技やプライドが、各社の商品にしっかりと反映されている。奥深すぎる、鴨方手延べ麺! 美味しくてイケてる手延べ麺を製造する6社を巡って、それぞれが生み出す“手延べの魅力”を探ってきました!
【イケ麺File.6】(株)奥島創麺巧房
「“創麺(そうめん)”に込めた クリエーションの想い」
代表・奥島信行さんがまだ高校生だった頃、父親である先代と二人三脚で始めた素麺作り。奥島さんは「日中は学校、帰ってからは素麺作りの手伝い。疲れてソファでそのまま寝てしまうこともあった」と当時を振り返る。前身である1983年設立の『(株)奥島手延素麺工場』から『(株)奥島創麺巧房』へと、社名・ロゴ・直売所などを一新したのは2015年頃のこと。
時代の変化と共に「手延べ麺のブランド力の低下」や「素麺作りだけでは、お客さんは満足してくれない」と感じる場面が増えていったことがきっかけだそう。そこで「時代の流れにあった麺作りの研究」「日本の伝統手延べを世界に広めたい」という、新しい手延べ麺の在り方を生み出したいという“クリエーション”の想いを込め“創麺(そうめん)”“巧房(こうぼう)”の漢字を採用した。創造の気持ちで取り組む開発を経て世に放たれた商品は、スタンダードな素麺、ひやむぎ、うどんのほかに、黒ごまや抹茶を入れた手延べ麺、ちゃんぽん麺など多彩なラインアップ。
昨年の冬には「麺の使い方はお客様に決めてもらいたい」という発想から『手延べつるっもちっ万能麺』なるものを発売。焼きそば、パスタ、ちゃんぽんなど、あらゆる麺料理に合うよう開発されたシリーズだ。また、手掛ける商品の中で夏の定番と言えば『手延べ冷やし中華』。手延べ麺特有のコシ・うま味・のど越しを活かし、オリジナルの万能中華ダレで味わうひと品だ。
これらの商品を作り出す機械の設計やメンテナンスも奥島さんが手掛けている。「機械いじりが好きなんよ」と、工場のあちらこちらに散りばめられた自作の機械や、作業する職人に合わせて工夫した部分について紹介してくれた。手延べ麺にかける気持ちと創造力が、奥島の原動力となっている。
手延べ冷やし中華
かんすい・合成保存料・合成着色料不使用。手延べならではのコシ、うま味、のど越しを感じてください!
ここで買えます!
『製造直売所 奥島屋』 岡山県浅口市鴨方町鴨方966-1
電話・FAX/0120-998-766(携帯電話からは0865-44-0506)
営業時間/9:30~18:00
定休日/水
駐車場/あり
HP/ https://okushimaya.com
Instagram/ @okushimaya